眼科ドック(眼の健康診断)


人間が持っている感覚(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)のうち、視覚の割合が87%と言われています。
もし視覚に何らかの異常が出てしまった場合、その後の日常生活にかなりの影響が出てしまうことになります。
例えば失明の原因となる病気の1位は「緑内障」であり、これはゆるやかに進行する視野欠損の病気のため、初期段階では自覚症状がなく、自分では非常に気づきにくいものです。

当院の眼科ドックでは「視野検査(ハンフリー)」や「三次元眼底解析検査(OCT)」を行い緑内障の疑いや視神経に異常がないかどうか確認を行います。また現在の視力やドライアイかどうか、角膜の細胞数測定等、様々な検査を行い今後の快適な「QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質、という意味です)」を保つため、積極的な健診をお勧めしております。


▲自動視野計


▲3D OCTマエストロ

当院で行う眼科ドックの検査項目及びその内容

 

他覚的屈折検査 機器を用いて近視・遠視・乱視、角膜表面のカーブを測定します。
自覚的屈折検査 遠方と近方の見え方を検査します。眼科で行う一般的な視力検査です。
持参した眼鏡視力検査 普段使用している眼鏡の度数で、視力を測定します。
眼圧 眼の硬さ(眼の中の圧)を測定することで、眼の表面に空気(風)を当てる検査です。特に緑内障の診断に重要な検査です。
調節機能 近くのものを見るときの調節力から「老眼」等を調べる検査です。
眼底撮影 眼の奥の網膜を撮影することで、視神経や、黄斑部(網膜の中心)、網膜血管の評価をします。
三次元眼底解析検査(OCT) 赤外線で眼の中の断層撮影を行い、網膜の層の状態などを撮影します。黄斑疾患(加齢黄斑変性等)、緑内障の診断が可能です。
視野検査 視野(眼を動かさずに見える範囲)の中心部を測定します。
緑内障の診断に有用です。
涙液分泌量検査 ドライアイの検査で、涙の量を調べます。
角膜内皮細胞検査 角膜の内皮細胞を撮影して、その数・大きさ・形を調べます。
医師による診察
細隙灯顕微鏡検査
角膜や結膜、水晶体などを検査し、眼の内側(網膜や視神経)の検査や、白内障などの有無を調べます。

費用:10,000円(税込)※現金のみとなっております。
検査時間の目安・・・約60分

検査終了後

全ての検査終了後、所定の料金をお支払頂き、終了となります。
検査結果は、受診日よりおおよそ2週間後までに郵送にてお送りいたします。
眼科ドックにて何かしら疑わしい症状があり、治療や再度検査が必要となった場合後日来院頂き、次回以降より保険診療適用となります。

ご来院時の注意事項

●眼鏡または替えのコンタクトレンズ

当日は裸眼の状態での検査も行います。眼鏡をお使いの方は必ずご持参ください。
また、コンタクトレンズでご来院も大丈夫ですが、1日使い捨てコンタクトをご使用の方は必ず替えのレンズをご持参下さい。
ハードレンズ・2週間レンズなど再装着可能なコンタクトレンズに関しては当院で保存液・保管用トレーをご用意致します。

●お薬手帳をお持ちの方はご持参下さい。

ご症状のある場合はドックではなく、一般診療になる可能性がございます。その場合は一度お電話でご相談ください。

眼科ドック希望の際は診察受付終了の1時間前にご来院下さい。

眼科ドック当日のお薬処方せん発行、
コンタクトレンズ/眼鏡処方発行は致しておりません。
後日改めてご受診頂き、保険診療での各種処方せん発行となります。